2018/07/29

火災保険を利用した修理でのまさか

屋根や雨どいを火災保険を利用して無料で修理できる、といったチラシや訪問販売が見受けられます。

この保険は、自然災害によって発生した家屋・家財の損害を補てんすることを目的とするもので、自然に劣化した部分の修理には利用ができません。

後で気が付いて契約解除を求めたとしても、多額の違約金が請求されたり、申請代行料が返還されないなどトラブルとなることがあります。

不適切な保険利用は刑法上の詐欺や民法上の不法行為にあたる可能性があり、保険金の返還を求められることがあります。不適切な保険利用とならないか、事前に保険会社に相談して確認しましょう。

2018/07/19

マンションリフォームでのまさか

マンションリフォームでシステムキッチンやシステムバスが入らず搬入をあきらめたり、壁を壊すことになってしまったという例を聞きます。搬入経路に問題がないか確認してもらいましょう。

既存キッチンの搬出と同時に、新設キッチンに合わせた給排水配管工事を行わなければなりません。設置しても配管工事が終わってないと利用できるまで時間がかかってしまいます。

このようなことがないよう、工程表を提出してもらい、詳しく説明を受けておきましょう。また、貸与する鍵の管理には注意をしてください。工事の際には事前に管理組合への届出が必要となりますので忘れずに。

2018/07/16

管理組合として確認しておきたいこと

大規模修繕工事費が予定していた額を大幅に上回った場合、長期修繕計画を見直さなければなりません。

管理組合は計画通リとならなかった理由を管理会社や設計コンサルから説明を受け、住民の理解を得なければなりません。ただし、管理会社や設計コンサルが不正を行うことも考えられるので、管理組合は不正の防止対策や大幅な工事費を避ける対策を実施する必要があります。

管理会社や設計コンサルに任せきりにすることは避け、管理組合主導で決めていくことがすすめられています。工事の内容は適切なのか、大幅な追加工事費が実数精算で請求されないか見極めも大切です。

2018/07/11

ハザードマップで災害リスクを調べましょう

この度の平成30年7月の台風及び前線等に伴う豪雨により被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧、復興を心よりお祈り申し上げます。

報道によると、土砂災害はハザードマップで示されている危険箇所周辺での被災が多かったとのことです。国土交通省と都道府県では、土砂災害のおそれのある区域を土砂災害ハザードマップとして公表しています。

また、洪水予報河川及び水位周知河川に指定した河川について、河川が氾濫した場合に浸水が想定される区域について、洪水ハザードマップとして公表しています。洪水が発生した場合の浸水予想区域や浸水深さ、避難所等が示されています。

地震や津波についてもハザードマップとして公表されています。安全は思い込みかもしれません。ご自宅が危険な区域に指定されていないか、災害リスクを調べておきましょう。
国土交通省ハザードマップポータルサイト

注目の投稿

外張り断熱工法のまさかの勘違い

建物構造体を外側からすっぽり断熱材で包んでしまう工法を外張り断熱工法といいます。屋根だけまたは外壁だけなど一部に断熱材を躯体の外側に施工したものは、ある程度の効果は得られますが、外張り断熱工法として大きな効果が得られるものではありません。 外張り断熱工法の大きな特徴は、建物構...

人気の投稿