2019/05/26

不燃木材の防火性能低下の恐れ


防火性の木材は燃えにくくするために薬剤を染み込ませています。この薬剤の一部が湿気や雨水で溶け、木材の表面に白い粉状となる「白華」の現象が生じていることがわかりました。

屋外等の雨にさらされる場所で使われている不燃木材は、薬剤の流出で防火性能が不足している可能性があります。

防火性の木材は東京五輪・パラリンピックでも数多く採用され、需要が高まっています。「白華」現象を防ぐ対策や防火性能の劣化を防ぐ対策が早急に必要です。
  
  


注目の投稿

外張り断熱工法のまさかの勘違い

建物構造体を外側からすっぽり断熱材で包んでしまう工法を外張り断熱工法といいます。屋根だけまたは外壁だけなど一部に断熱材を躯体の外側に施工したものは、ある程度の効果は得られますが、外張り断熱工法として大きな効果が得られるものではありません。 外張り断熱工法の大きな特徴は、建物構...

人気の投稿