2018/08/30

大規模修繕工事で設計者まさかの談合関与

マンション大規模修繕工事の工事内容や工事金額、建設会社を決定していくことは、管理組合にとって大きな負担となります。決定に至る過程は透明性を持って明らかにする必要があります。

そこで、管理組合をサポートする方法として、設計コンサルタントへ依頼する方法が有効とされてきました。しかし、設計者が談合に関与して、建設会社からバックマージンを要求し、高額な工事費となってしまうケースなど、管理組合の利益と相反する立場に立つ設計コンサルタントの存在が指摘されています。

設計者の本来の役割は管理組合へのサポートです。しかし、管理組合の代理として建設会社の選択を任されるようになって、設計者が談合に関与するようになってしまいました。設計者はこの件の報道で全く信頼を失ってしまいました。今後は管理組合に誠実に対応して信頼を回復しなければなりません。

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