2018/08/27

室内が汚れていくまさかの換気方法

都心の密集地でも工夫をすれば自然の風による通風は可能です。暖かい空気が上昇する性質を利用して、上階の窓と下階の窓で風を取り入れることができます。窓が大きく開けられない場合は換気扇を利用することになります。この場合、換気扇の能力に見合った給気口を設けなければ効率良い換気はできません。十分な給気口がないと、床や壁、天井のすき間から床下や小屋裏の外気が室内に入り込むことになります。

台所の換気扇は風量が大きいので、換気扇に見合った給気口がないと、床下収納など気密の悪い部分のすき間から床下の空気が入り込んできます。床下に農薬系の防腐防蟻剤を利用していた場合や湿気でカビが生じていたりすると、換気をすればするほど室内の空気が汚れていくことになります。

このようなことを防ぐには、窓を開けて換気扇に見合った新鮮空気を供給すれば良いのですが、それでは冬場は寒く夏場は暑くなってしまいます。窓を閉めて必要な外気だけ供給できる給気口を設け、効率よい換気ができるようにしましょう。

注目の投稿

外張り断熱工法のまさかの勘違い

建物構造体を外側からすっぽり断熱材で包んでしまう工法を外張り断熱工法といいます。屋根だけまたは外壁だけなど一部に断熱材を躯体の外側に施工したものは、ある程度の効果は得られますが、外張り断熱工法として大きな効果が得られるものではありません。 外張り断熱工法の大きな特徴は、建物構...

人気の投稿